防犯カメラを見上げる顔は3Dマスクか── 弁護士が事件の謎を解く連作ミステリー「ジオフェンス」浅沢英著
「ジオフェンス」浅沢英著
品川ふ頭殺人事件の容疑者として大沼ルーカスが逮捕された。ルーカスには死体遺棄容疑がかけられたが、何の証拠も示されていない。
週刊誌記者、万木野遙香の話では、防犯カメラの映像に全身防護服姿の人物が犯行現場から立ち去る姿が写っていたという。
品川署が入手した証拠映像には、防護服の人物が防護マスクをはずして防犯カメラを見上げるシーンが写っていた。ルーカスだった。だが犯行現場は防犯カメラの死角になっている。弁護士の蔦谷昂一郎は、犯人は3Dプリンターでルーカスの3Dマスクを作ったのでは、と考えた。(「トワイライト・ゲーム」)
弁護士が事件の謎を解く連作ミステリー。
(徳間書店 2200円)


















