6人の作家が描くホラー小説集「こわいものがうつる」藍上央理ほか5人著

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「こわいものがうつる」藍上央理ほか5人著

 設計の仕事をしている嶋方省三に、住宅の依頼がきた。依頼主は木久根祐也。

 省三は息子の春樹を車の暴走事故で亡くした。車は同乗していた木久根の知人の所有車だったのに運転していたのは春樹だとされ、妻は自殺した。

 省三は旧友に「門扇」という言葉を教えられた。建物の北東の角(鬼門)を曲面にすることで鬼門を曖昧にするのだという。

 その後、新築した自宅で木久根は息子、弟、妻の葬式を出した。妻は「はいってきた」というメモを残して死んだ。ため池から引き揚げられた妻の顔には無数の穴が開いていた。そして自宅の南西の角には……。(皮肉屋文庫著「死角の家」)

 6編のホラー小説集。

(KADOKAWA 1760円)

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