(1)バイタルが正常なら問題なし…軽肥満は「悪」ではない
「BMI」をご存じでしょう。体重(キログラム)を、身長(メートル)の2乗で割った値のことで、太り具合(痩せ具合)を表す数値として、健診などでよく使われています。たとえば、体重70キロ、身長1.7メートルなら、BMIは24.2となります。
日本肥満学会のBMIの基準は、次のようになっています。
▽18.5未満:低体重(痩せ)
▽18.5~25.0未満:普通体重
▽25.0~30.0未満:肥満(1度)
▽30.0~35.0未満:肥満(2度)
BMI25以上は、軽度とはいえ「肥満」と診断されてしまうため、なんとか「普通体重」に落とそうと四苦八苦している人は多いと思います。マスコミは「もっと痩せろ」の連呼ですし、巷には「糖質ゼロ」や「ゼロカロリー」をうたう商品があふれかえっています。太っていることが「悪」だと言いたげな風潮です。
「罪悪めし」「背徳めし」といった言葉も使われています。高カロリー、高脂質、高炭水化物の食べ物です。「太るかも……」と思いながらも、おいしいから、罪悪感・背徳感を味わいつつ、ついつい食べてしまう、そんな食べ物です。栄養価の高い、おいしいものを食べるのが罪悪とはおかしな話ですが、現代社会では常識化しています。


















