著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

“カノジョ”への愛情を示す贈り物は破局を早める

公開日: 更新日:

 恋愛は、長期にわたる継続的なパートナーシップです。そのため、プレゼントを渡すことで関係を強固なものにすることができる──などと思われていますが、実際にはどのような効果があるのか、分かるようで分からないですよね。

 国立中正大学のホワンとユは、恋愛関係における「ギフト(贈り物)」の存在が、2人の関係にどのような効果をもたらすのかを調べる研究(2000年)を行っているのですが、とても興味深い結果が明らかになっています。

 調査対象は主に若年の学生にフォーカスを絞り、その上で恋人たちの交際期間を「付き合い始めて6カ月未満(新しい関係)」と「6カ月以上(定着した関係)」の2つのグループに分けて分析を行いました。

 また、ギフトは大きく3種類に分類。1つ目の「自己ギフト」は、自分自身の魅力を高める目的の贈り物。恋人から「もっと魅力的な人だな」と思ってもらうための、香水や化粧品、洋服などを自分自身のために買うギフトのこと。2つ目の「他者ギフト」は、パートナーに愛情を表現するための贈り物、例えばネックレスや花束など。そして、3つ目の「共同ギフト」は、2人の関係性を周囲に示すことができる共有物、互いに使用できるバッグや時計などです。このようなレイヤーを設けた上で、恋愛関係にどのような傾向と影響があるかを調べたのです。

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