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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「ぱーてぃーちゃん」すがちゃん最高No.1は亡き父を手本に“最高No.1”を目指す

公開日: 更新日:

「寂しい時の状態を『狼』って呼んでたんですけど」
(すがちゃん最高No.1/テレビ朝日系「激レアさんを連れてきた。」7月24日放送)

 ◇  ◇  ◇

 徳川家の末裔で33億円で建てた実家で育ったという信子と、彼氏の借金500万円をキャバクラで働き1年で返済した金子きょんちぃ。そんな強烈なバックボーンを持つギャル2人を従えるのは「ぱーてぃーちゃん」のすがちゃん最高No.1(31)だ。実は彼も「中学1年の頃から1人暮らしをしていた」という“激レア”な人生を送っていた。

 母と祖父が他界、祖母は老人ホームへ、叔母は東京へ、そして父は破天荒でほぼ家にいなかったためだ。カッコつけていて、人に聞くのは嫌で料理の仕方、洗濯機の使い方も友達の家に行った際に「偵察」して学んでいった。そんな彼が語ったのが今週の言葉だ。

 父は酒・女・ギャンブル、全部やるタイプ。だが、すがちゃんはそんな父が嫌いではなく、むしろ好きだった。学生時代、モテるために面白くなりたいと努力していたが、そのお手本も父親。父は「グループの中でめっちゃ笑いを取る人」で、モテる人だったのだ(シンコーミュージック「OWARAI AND READ」005=2023年5月17日発売)。

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