『SMAP×SMAP』生放送への介入や公取委注意…ジュリー社長退任でも説明すべき「圧力」の実態

公開日: 更新日:

 "テレビ局への圧力"という意味では、2016年1月18日の『SMAP×SMAP』でのメンバーによる謝罪も挙げられる。年明けから続いた解散報道に対し、5人が緊急生放送で説明した。だが、中居正広(51)や香取慎吾の悔しさが滲み出る表情、草彅剛の「今回、ジャニーさんに謝る機会を木村(拓哉)君が作ってくれて、今、僕らはここに立ててます」という言葉に視聴者は異変を感じた。

「この件について、番組の構成作家でもあった鈴木おさむさんが雑誌『文藝春秋』で"小説"として、真相と思われる出来事を綴っています。放送直前に『ソウギョウケ』のトップの1人であり、唯一無二のプロダクションを作り上げてきた女性が台本に対し、《メンバーの1人が社長に謝る機会を作ってくれたおかげで、「今、僕らはここに立ててます」》という言葉を入れなさいと指令を出してきたと書かれています。メリー氏のことでしょう。『スマスマ』は制作協力としてクレジットにジャニーズ事務所の名前が入っていたとはいえ、一番組に事務所の人間がここまで介入していいものなのか。テレビ局がメリー氏に牛耳られていた実態が明らかになったと言っていいでしょう」(前出の出版関係者)

 なぜ、『マスメディアの沈黙』が起こったのか。それは長年に渡るジャニーズ事務所の圧力があったからである。ならば、7日の記者会見でその中身を詳細に説明し、今後は二度と行わないと誓わない限り、事務所の信頼回復は程遠くなるのではないか。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"