ジャニー氏の性加害を黙認してきたメディアが村西とおる排除のなぜ…「文春が発端」は事実誤認

公開日: 更新日:

「本当に失礼です。マスコミはジャニーさんの性加害と同じように、なかったことにしようとしているのでしょうか」

 こう憤るのはAVの巨匠、村西とおる監督の周辺である。性加害スキャンダル追及の口火を切ったのは村西監督だが、監督の名前がほとんど報じられないのである。

 7日、ジャニーズ事務所が初めて性加害への対応について会見を開いたが、ジャニー喜多川氏の性加害スキャンダルが最初に世間の目にさらされたのは1988年に元フォーリーブスの北公次が出した「光GENJIへ」だった。この告白本の仕掛け人が村西監督であり、この本ができた経緯は評伝「全裸監督」の著者の本橋信宏氏が8月に出版した「僕とジャニーズ」で詳しく書いている。

 告白本後、週刊文春がジャニー氏のホモセクハラについてキャンペーンを張り、文春を訴えたジャニーズ事務所が最高裁まで争って敗北。それが大きな流れだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い