ドラマ「大奥2」絶好調スタート! 人もカネもタンマリかけてNHKが弾くソロバン勘定

公開日: 更新日:

 民放なら連続ドラマを何本も作れそうなほど主演クラスの俳優をずらり並べ、脚本は手だれの森下佳子、イケメンてんこ盛りというのだから、これで人気にならないはずはない。さらに、絢爛な衣装とスケールの大きいセットもこのドラマの見どころだ。東京メトロ「虎ノ門ヒルズ」駅のパブリックアートで注目されているアーティスト清川あさみがイメージ映像を担当、とにかく色彩が美しい。

 NHKが大河や朝ドラでもないドラマに、ここまで人も手間もカネもかけるのはなぜか。12月のBS再編をPRするためだ。BS1とBSプレミアムを統合して、新BS2Kと新BS4Kの2波にするのだが、報道、スポーツ、ドキュメンタリーは2K、ドラマ、自然、紀行は4Kと振り分ける方向という。

■蘭学者役の“変な外国人”は誰?

「『大奥』は地上波とBS4Kで放送されていて、映像の美しさは地上波でも十分味わえますが、超高精細画像のBS4Kではまばゆいばかりです。いまテレビの買い替えは4Kチューナー内蔵が多くなっていますが、残念ながら“BS4Kは見たい番組が少ない”という声が多い。『大奥』は“いえいえ、そんなことはありませんよ”とBS4Kに誘導するためのデモンストレーション番組でもあるんです。NHKとしては、地上契約より受信料が高い衛星契約を増やしたいですからね」(前出のテレビ情報誌編集デスク)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  2. 2

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 3

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  4. 4

    炎天の弔辞で高橋克典が読み上げた「芸能界のドン」秘話…ケイダッシュ川村会長告別式

  5. 5

    叡明(埼玉)中村監督「あくまで地元に特化したい。全国から選手を集めることは全く考えていません」

  1. 6

    中居正広氏に新事実報道!全否定した“性暴力”の中身…代理人弁護士は「出どころ不明」と一蹴

  2. 7

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  3. 8

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  4. 9

    嫌というほど味わった練習地獄と主力との待遇格差…俺の初キャンプは毎日がサバイバルだった

  5. 10

    ドジャース「投手」大谷翔平がMLB最大落差の“魔球”を温存する狙い…リハビリでは「実戦でもっと試したい」と