松田聖子のすごさは「二重人格」「三重人格」なところ

公開日: 更新日:

 昔、アイドルの子たちと一緒に番組を作っていたとき、ある雑誌の取材で、アイドルの頂点を極めるのに一番必要なことは何かって聞かれたことがあるの。

 それはキレていることってアタシは答えたと思う。キレているってことは、いわゆるプッツンしているっていう意味。アイドルに限らずスターといわれる人たちには、少なからずそういうところがある。そんなことを言ったような気がする。

 その考えは今でも変わらない。つまりそういうところがないとテッペンには行けないってこと。特にこの世界ではね。アイドルやスターに共通しているのは、普通の人にとっての大事な部分がプッツンとブチ切れていることなんですよ。いわゆる一般常識的なものね。

 アタシ? アタシは違いますよ。いたって常識的な人間ですよって、コラ、何、笑ってんじゃあ! ここは笑うとこじゃないだろ(笑)。

 アイドルやスターを極めちゃう人は、アッチ側へ行っちゃうの。常識的なものを持っている人は、ある程度行っても止まっちゃう。自分でセーブしちゃうんです。アタシなんかホントにそう。けど、勘違いでも何でも行っちゃうの。それができる人がアイドル、それもトップアイドル。この世界で上に上がれる人はキレていることが必要なんです。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  1. 6

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  2. 7

    豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる

  3. 8

    巨人・岡本和真の意中は名門ヤンキース…来オフのメジャー挑戦へ「1年残留代」込みの年俸大幅増

  4. 9

    悠仁さまは東大農学部第1次選考合格者の中にいるのか? 筑波大を受験した様子は確認されず…

  5. 10

    中山美穂さんが「愛し愛された」理由…和田アキ子、田原俊彦、芸能リポーターら数々証言