旧ジャニーズ“新社長”福田淳氏の「芸能界改革」を阻む壁…重鎮が権力握る構図はいまだ変わらず

公開日: 更新日:

 新たに立ち上がる旧ジャニーズ事務所(現 SMILE-UP.)のエージェント会社の社長に就任する見通しなのが、コンサルティング会社「スピーディ」社長の福田淳氏(58)。女優のん(30)を再起させたとされる福田氏に期待されているのが旧態依然とした芸能界の近代化だが、福田氏は、岡田准一(42)、二宮和也(40)の独立で低下する旧ジャニーズ事務所の求心力を取り戻せるのか。

「のんは中華圏のCMに出演するなど活躍を見せ、干された状態から再起していますが、日本のテレビで復活しているとは言い難い。それは、メディアに隠然たる力を持つ大手芸能プロの影響力がいまだ健在なのを物語っています」(芸能ライター)

 2013年前期のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大ブレークした女優の能年玲奈(当時)だったが、15年に当時所属していた「レプロエンタテインメント」との間に契約トラブル発覚。翌年6月に同事務所から独立したことで、芸名使用禁止となり“のん”と改名し再出発した。独立後の16年に、のんとエージェント契約を結んだのが福田氏の会社で、のんを“2年先まで休みなし”の状況まで復活させている。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    朝ドラ「あんぱん」豪ちゃん“復活説”の根拠 視聴者の熱烈コールと過去の人気キャラ甦り実例

  3. 3

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  4. 4

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  5. 5

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  1. 6

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  2. 7

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  3. 8

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  2. 2

    大谷 28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」とは?

  3. 3

    学力偏差値とは別? 東京理科大が「MARCH」ではなく「早慶上智」グループに括られるワケ

  4. 4

    ドジャース大谷の投手復帰またまた先送り…ローテ右腕がIL入り、いよいよ打線から外せなくなった

  5. 5

    よく聞かれる「中学野球は硬式と軟式のどちらがいい?」に僕の見解は…

  1. 6

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  2. 7

    進次郎農相の「500%」発言で抗議殺到、ついに声明文…“元凶”にされたコメ卸「木徳神糧」の困惑

  3. 8

    長嶋茂雄さんが立大時代の一茂氏にブチ切れた珍エピソード「なんだこれは。学生の分際で」

  4. 9

    (3)アニマル長嶋のホームスチール事件が広岡達朗「バッドぶん投げ&職務放棄」を引き起こした

  5. 10

    米スーパータワマンの構造的欠陥で新たな訴訟…開発グループ株20%を持つ三井物産が受ける余波