秋篠宮邸“30億円改修工事”で宮内庁の広報下手また露呈…長官の説明が言い訳がましいワケ

公開日: 更新日:

《宮内庁の判断で整備した部分の工事費が結果的に高額になってしまい、少しでも費用を抑えたいという秋篠宮ご夫妻のお気持ちに十分応えられず、大変心苦しく思っている》
 
 22日の定例記者会見で、宮内庁の西村泰彦長官がこうコメントしたのは、昨年9月に完成した秋篠宮邸の大規模改修工事について。今回、西村長官のコメントは、11月30日の誕生日に先だって行われる秋篠宮さまの記者会見を前に、秋篠宮家への批判をかわす目的があったのではという声が上がっている。

 現在の秋篠宮邸は、秋篠宮さまが皇位継承順位1位の皇嗣となるのに伴い、大幅増員された職員の執務環境整備などのため大規模改修が行われたものだ。

「秋篠宮邸の大規模改修は昭和47年の竣工以降一度も行われなかったため、皇嗣家となったタイミングと重なり納得感がありました。しかし、ふたを開けると、総工費およそ30億円という庶民感覚とかけ離れた金額に批判の声がいまだに続いています。それにしても、今回の長官のコメントは唐突すぎるという印象が持たれています」(宮内庁担当記者)

 秋篠宮ご夫妻は少しでも費用を抑えたいというご意向を持たれていたというが、「大食堂にシャンデリアや黒大理石の棚が備えられるなど、設えが豪華すぎるという指摘もありました」(皇室ジャーナリスト)

■費用削減のはずが…

 秋篠宮家側近の加地隆治皇嗣職大夫は今年6月30日の定例記者会見で、次女の佳子さまが秋篠宮邸に引っ越しされず旧御仮寓所に住み続けられている件について、改修費用の削減を念頭に置いたものだと説明していた。

「結婚前の眞子さんと佳子さまを含むご家族すべての居室を維持すると、予算がオーバーするためという説明でした。しかし、これによっていくら費用が削減されたのかの説明もなく、結局トータルで莫大な費用がかかってしまっている。西村長官はコロナ禍による工期延長と感染対策費用がかさんだことで、公の部分の工事費が高額になったと宮内庁側が泥をかぶったような説明をしていますが、言い訳にしか聞こえないという声が上がるのは無理もないでしょう」(女性週刊誌記者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」