多部未華子、西島秀俊、木南晴夏…なぜ秋の連ドラで「生きづらさ」を描いた作品が支持されたのか

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コミュ障で生活に困るわけではないけれど

LGBTQに対する理解も以前と比べたら深まっていますし、いわゆる“コミュ障”だからと生活に困るわけでもありませんが」と、芸能ライターのエリザベス松本氏がこう続ける。

「今は“生きづらさ”を抱えていても生きていける多様性の時代です。道を尋ねられないほどコミュ力が低くても、スマホがあれば、検索すれば何とかやっていける。特に会話する必要がない職場もあります。1人でご飯を食べていても、別に日常の風景。むしろ1人が気楽、放っておいてもらいたいけど、ふと孤独を感じることもある。そこまでガツガツと友達を増やそう、恋人を作ろうとも思わないけど、たまにドラマを見て《私みたいな人だな》と共感したい。何となく肯定してもらえるというのが支持された最大の理由だと思いますね」

 ドラマの見方も多様性の時代か。

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