インディアナ州予備選が暴いた「トランプに逆らえば落選」という共和党のルール
11月の中間選挙に向け、各地で予備選が本格化する中、今月5日のインディアナ州予備選は、はっきりとした転換点を示した。共和党候補は、政策でも実績でもなく「トランプ大統領への忠誠」で勝敗が決まるという現実だ。
今回スポットが当たったのは、州議会議員を選ぶ地方選挙だ。通常なら全国紙がトップで取り上げるようなものではない。しかし今回は違った。トランプ大統領推薦の新人候補の多くが、現職議員を倒して当選したのである。
本来、インディアナのような保守州では、現職と地元の結びつきは極めて強い。しかし今回はその前提が崩れた。勝った候補者に共通するのは、「トランプ推薦」という1点だ。候補者のポスターにはトランプ氏の写真が印刷され、地方の予備選としては異例の巨額の資金が注ぎ込まれた。
なぜそこまでやったのか?
実はインディアナ州議会では昨年、トランプ大統領が推していたある法案が否決されていた。選挙区の線引きを自党に有利に変える「ゲリマンダリング」に、一部の共和党議員が反対したためだ。今回負けたのは、その反対議員7人のうち5人だった。こうした動きは、「政治的報復」あるいは「粛清」と受け止められている。


















