「アイのない恋人たち」遊川作品らしからぬ“クセ弱”に視聴者戸惑い…令和の「男女7人夏物語」になるか

公開日: 更新日:

 ネット上でも《遊川作品にしては普通すぎる》《クセ弱めだけど、このまま進むのかな》なんて、奇をてらっていない《普通な遊川作品》に戸惑う様子が見受けられる。

 芸能ライターでドラマウオッチャーの山下真夏氏は、「遊川さんが意識されているかどうかは分かりませんが、物語のテンポやセリフなどにどこか昭和のドラマの懐かしい雰囲気を感じます。実際周囲の40、50代は《なんとなく見てしまう》《どこか懐かしいから安心して見られる》と『アイのない』を楽しみにしている人は多い」と話す。

 主演の福士は、2023年に放送されたNHKの連ドラ「大奥」出演時には、《福士君、演技がすごくよくなった!》《福士君の演技に泣けた》などなど視聴者からは高評価。それだけに「大奥」の次のドラマとして、「アイのない」には注目が集まっている。

「女たらしでモテることを認識してるけど、実は繊細な久米真和役に福士さんはしっかりハマってますね。過去に指摘されていた《棒読み》感はもはやありません。その友人の淵上多聞役を演じる本郷奏多さんは、今のところNHK大河『光る君へ』の花山天皇のインパクトが強すぎて……。『アイのない』の地味な感じの役柄は《ちょっと物足りないな》という感じはありますけれど」と前出の山下真夏氏は苦笑する。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった