「アイのない恋人たち」遊川作品らしからぬ“クセ弱”に視聴者戸惑い…令和の「男女7人夏物語」になるか

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 このまま王道の恋愛ドラマとして進むのか、はたまたどこかで独特の「クセ強」展開を見せるのか。福士蒼汰(30)主演の連ドラ「アイのない恋人たち」(朝日放送・テレビ朝日系=日曜夜10時)の話である。2024年の東京に生きる不器用で不恰好なアラサー男女7人の恋愛群像を描いており、岡崎紗絵(28)、本郷奏多(33)、成海璃子(31)、前田公輝(32)、深川麻衣(32)、佐々木希(35)、そして福士がその7人として出演。脚本は「家政婦のミタ」「女王の教室」(いずれも日本テレビ系)などの人気ドラマを生み出した遊川和彦氏だ。

 男女7人の恋愛モノといえば、1986年に放送された明石家さんま(68)主演の「男女7人夏物語」(TBS系)を反射的に思い出してしまう中高年は多いだろう。同年9月26日の最終回に世帯視聴率31.7%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)を叩き出した大ヒットドラマだ。

「あれは後の恋愛ドラマにも大きな影響を与えた名作中の名作。でも同じ男女7人とはいえ『アイのない』は遊川作品ですからね。王道の恋愛ものではなく、クセが強く現実離れした世界が描かれるかと思ってました。が、第2話まではとっても王道すぎるラブストーリー。もっとも1月28日放送のラストでは、福士さんと佐々木さんに騒動が起きるような感じが描かれていましたけど」と、ある脚本家は首をひねる。

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