プロドラマーあらきゆうこ「オノ・ヨーコさんに初めて会った時は背筋が伸びるような感覚が」

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米国でクラプトンやレディー・ガガと共演

 6月にファーストアルバムが完成し、11月にヨーコさんが来日して東京国際フォーラムで公演することになり、ドラマーとして参加しました。ベースは、YMOの細野晴臣さんでした。ヨーコさん、ショーン、ゆかさんとのライブはまだまだ続きました。10年2月のニューヨーク公演でエリック・クラプトン、ポール・サイモンと同じステージに立つことができました。10月のロサンゼルス公演ではイギー・ポップ、レディー・ガガと共演しました。


 あっ、写真の説明を忘れてはいけませんね。

 ある時レコーディングスタジオに行ったら、人数分の宇宙服が用意されていて、それはニューヨークのドン・キホーテみたいなお店で買ったみたい。ショーンかゆかさんの発案かな? 誰が言い出したのかは分からないくらい、自然な流れで撮影することに。

 顔の表情とかも、みんなでシリアスに、コンセプチュアルに作って写真は完成しました。

 ヨーコさんは「ディーボ(有名なニューウエーブバンド)みたいでいいわね」って言ってました。現場ではヨーコさんの言葉をショーンがしっかりと受け止めてイメージを膨らませ、それをみんなに伝えていく。ちなみにショーンは、どんな状況であってもヨーコさんの感じたこと、ひらめいたことを無視することは絶対にないですね。

 写真は(左から)本田ゆか、ショーン、マルチ演奏家のシャザド・イスマイリー、小山田圭吾、あらきゆうこ、オノ・ヨーコ、ギターの清水ひろたかの7人。仕上がりの印象は、とにかく「カッコイイ!」のひと言。同じ写真の中にヨーコさん、ショーン、大好きなゆかさん、小山田リーダーが近くにいて……。「同じ場所にいられてホントうれしいな」みたいな感覚。ちょっとミーハーですが。

 そういえば、この写真を見た人から「あらきさんって昔のオノ・ヨーコさんに似てるね」って言われることがあって、おそれ多いとか、気恥ずかしいとか、照れくさいとか、そんな思いはこれっぽっちもなく、ただただ「うれしいです!」としか言いようがないですね。

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