NHK朝ドラ「虎に翼」が予期せず盛り上がり 女子法学生たちが通う街をブラリ散歩はいかが?

公開日: 更新日:

女学生たちの街をブラ散歩

 まず、たびたび登場するアーチ橋は、JR御茶ノ水駅すぐわきの聖橋という想定だが、映像は八王子市の長池公園の見附橋。橋の向こうに見える黄緑色のドーム屋根は、約130年前に建てられた正教会の大聖堂、通称ニコライ堂である。GW中も平日は聖堂内を拝観できる。

 そのニコライ堂の前の本郷通りを下って、小川町交差点を左にしばらく行くと、昭和の趣いっぱいの一角がある。かつては連雀町と呼ばれ、東京大空襲にも焼け残った。老舗そば屋、あんこう鍋や鳥すき焼きの店、寄席などがあって、そこの甘味処「竹むら」が、ドラマでは気鋭の裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)が団子を食べに通う「竹もと」なのだろう。団子もいいが、作家の池波正太郎はここの粟ぜんざいがお気に入りだった。

 寅子の母・はるが六法全書を買ってやる「法學専門書店・有閑堂」は、神田神保町の書店街にある有斐閣、赤れんがの鉄道高架は中央本線にかつてあった万世橋駅か。

 さらに、靖国通りから駿河台下を御茶ノ水駅方面に上っていけば、左側が明治大学である。

「ブラ散歩の途中に、皇居やお台場を一望できる校舎17階の師弟食堂(学食)や、新緑の街路樹を眺めながら1階のカフェでひと休みなんていいんじゃないですか。ビールなんかもありますしね。学友施設の紫紺館には椿山荘のレストランがあって、本格的なコース料理も楽しめます。いずれも明大の学生や先生でなくても利用可です」(明治大学関係者)

 ただ、休校日はクローズなので、GW中は営業を確認した方がよさそう。

(コラムニスト・海原かみな)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    「時代と寝た男」加納典明(17)病室のTVで見た山口百恵に衝撃を受け、4年間の移住生活にピリオド

  4. 4

    中居正広氏に降りかかる「自己破産」の危機…フジテレビから数十億円規模損害賠償の“標的”に?

  5. 5

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  1. 6

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

  2. 7

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  3. 8

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  4. 9

    「こっちのけんと」の両親が「深イイ話」出演でも菅田将暉の親であることを明かさなかった深〜いワケ

  5. 10

    長嶋一茂が父・茂雄さんの訃報を真っ先に伝えた“芸能界の恩人”…ブレークを見抜いた明石家さんまの慧眼

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも