著者のコラム一覧
本橋信宏作家

1956年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。私小説的手法による庶民史をライフワークとしている。バブル焼け跡派と自称。執筆はノンフィクション・小説・エッセー・評論まで幅広い。“東京の異界シリーズ”第5弾「高田馬場アンダーグラウンド」(駒草出版)発売中。「全裸監督 村西とおる伝」(新潮文庫)が、山田孝之主演でNetflixから世界190カ国同時配信決定。

R.I.Pテラちゃん…「BUBKA」創刊編集長・寺島知裕氏、空に旅立つ

公開日: 更新日:

 今月中旬、1人暮らしの瀟洒な一戸建てで倒れているところを発見された。還暦を4カ月越したところだった。

 寺島元編集長の名を知らしめたのは、なんといっても1997年にコアマガジンから創刊された「BUBKA」が暴いたショッキングな写真だった。

「ブルセラショップに売りに来た女子高生が、自分のはいたパンティー持っている写真を表紙に使えたのはオレくらいでしょ(笑)」

 BUBKAは、ブルセラショップの女子高生(後に人気ドラマに出演)や、元モー娘。メンバーの濃厚なキス、世界的サッカー選手と超人気女優とのディープキス、といったスクープ写真を載せて部数増を果たした。

 ある人気絶頂の若手女優が男と肌もあらわに抱き合い、情事の後を連想させる生写真を表紙、巻頭グラビアに掲載したときは物議を醸し、“鬼畜系”と呼ばれるきっかけになった。

 無精ひげに不敵な面構えの寺島元編集長は“鬼畜編集長”とも呼ばれた。

 アイドル、女優たちのショッキングな写真を編集部に持ち込むのは、元彼が一番多いという。なんで簡単に撮らせてしまうのだろうか。

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