「警察密着24時!!」不適切内容で即打ち切り、社長減給…テレ東の厳重&迅速対応は大正解だった

公開日: 更新日:

 キー局関係者はこう話す。

「警察のPRの役割を担う警察密着番組は、安く作れて視聴率も稼げるので各局とも重宝していますが、大きな事件にそうそう密着できるわけでもなく、通常、地味な事件ばかりになってしまう。それで大げさなテロップやナレーションなどの演出をやりがちなんです」

■ことの重大さを重々理解した上での厳しい対応

 元テレビ朝日プロデューサー鎮目博道氏も「今回の件についてテレビ東京はかなり深刻に受け止めているのだなと感じますし、コンプライアンス面で他局よりも厳正に対応する姿勢がはっきり見てとれます」とコメントしていたが、日本リスクマネジメント協会顧問で、企業のリスク管理に詳しい危機管理コンサルタントの白井邦芳氏はこう話す。

「起きてしまったことへの危機管理対応は評価できると思います。具体的に丁寧に説明した上で、社長自らが長年続いていた番組の打ち切りも表明した。確かに誠実で真摯な対応で、沈静化は早いと思います。しかし、それでスルーしてしまった感じになっていますが、起きたこと自体は看過できない重篤な事態です」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」