荒川良々“無双”はまだまだ続く!連ドラ、舞台、映画に引っ張りダコ「性格俳優」の凄み

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「引っ張りダコの役者さんというのは、まさに今の彼のことでしょう」と話すのは、あるドラマ制作会社のスタッフ。「彼」とは荒川良々(50)のことだ。

 4月期放送の連ドラには、向井理(42)主演「ダブルチート 偽りの警官」(テレビ東京×WOWOW共同製作)と、池松壮亮(33)主演の「季節のない街」(テレビ東京)に出演。7~8月は舞台をこなし、9月は出演映画が公開予定だ。

「『ダブルチート』では向井さんが演じる警察官に協力する元詐欺師という重要な役どころ。荒川さんはすっとぼけた役柄も多いですが、身長183センチ、高校時代にラグビー部に所属していただけあって、182センチの向井さんと並んでも遜色ないほどスタイルがいいんですよね。実はシリアスな感じも似合う」(前出のドラマ制作会社スタッフ)

 そのくせ「季節のない街」では、ベロンベロンに酔っぱらってボケまくる仮設住宅の住民役を。

「荒川さんはご存じの通り“クセ強俳優”が集う劇団『大人計画』の所属で、“同僚”の宮藤官九郎さん脚本作品の常連でもある。『季節のない街』もそうです。荒川さんの凄みを感じるのは、坊主頭で愛嬌があるように見えて、狂気を秘めた犯罪者役もハマってしまうところ。今となれば、性格俳優の中でも名脇役の風格すら漂わせています。ユーモアと恐怖を同居させられる稀有な役者さんじゃないですか」(元テレビ誌編集長)

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