仲村トオルの《面白い演技》を若い視聴者は知らない…「飯を喰らひて華と告ぐ」はポスト「孤独のグルメ」に?

公開日: 更新日:

 実際の放送分は12分という短さなれど、しっかりと「一香軒」を訪れる客の感情の動きが描かれている。ある脚本家は「放送時間の短さに加え、1話完結なので視聴者も気軽に見られます」とこう続ける。

「最近は配信や録画でドラマを倍速で見る人が増えていますが、12分となると《倍速にするほどでもない》とそのまま視聴する人も多いそうです。ほとんどの役者さんは《倍速で見ている》と聞くとガッカリしますけど、そういう意味でもこのドラマは俳優陣にとっては腕の見せどころかも。『飯を喰らひて』の好評ぶりを見て、他局でも“短めドラマ”の制作が加速するのでは」

■50代、60代にとって仲村トオルは、あくまで「あぶない刑事」の“トオルちゃん”

 レビューサイトでも《お手頃サイズ》《サクッと見られて笑える》といったコメントが目立つ一方で、中には《仲村トオルってカッコいいだけじゃなくて、面白い演技もできるんだ》なんて書き込みもチラホラ。

「そういう感想を持つ若い世代の視聴者は多いんでしょうね。最近の仲村さんは《イケオジ》として名前が挙がる代表格ですし、スーツをビシッと着こなすダンディーで渋い役柄が多い。とはいえ50代、60代にとって仲村さんは、いつまでも『あぶない刑事』の“トオルちゃん”なんですけどねえ」と話すのは、芸能ライターのエリザベス松本氏だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々