著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

夏ドラマを総括!今期No.1は仲村トオルの町中華もの「飯を喰らひて華と告ぐ」だ

公開日: 更新日:

 先週、福岡で倒れ、連載をお休みさせていただきました。大げさにいえば、「博多の大患」。親が死んでも一度たりとも休んだことはありませんでしたが、激痛に見舞われました。日頃の不摂生を深く反省!

 夏ドラマが粛々とスタート。まずは「マウンテンドクター」(カンテレ、フジテレビ系)。

 山岳医療の現場を描く完全オリジナル作で、雄大な山々を見ているだけで癒やされる。目にも心にも優しい、病の身にはありがたい作品だ。

 主人公の宮本歩を演じる杉野遥亮はひ弱そうで頼りなげ。笑顔にどこか陰りがあり、母性本能くすぐり系。彼の成長物語でもあるので愛されキャラの杉野には適役だ。

 杉野とバディーを組むのは大森南朋演じる江森岳人。今のところモラハラ指導医でムカツクだけだが、いずれいい相棒になることはわかる。

 2人は昨年の大河ドラマ「どうする家康」でマツジュン家康に仕えた者同士。いつか対立構造が解消された暁にはあの「えびすくい」が飛び出すかも? と密かに期待している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手

  2. 2

    早瀬ノエルに鎮西寿々歌が相次ぎダウン…FRUITS ZIPPERも迎えてしまった超多忙アイドルの“通過儀礼”

  3. 3

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  4. 4

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  5. 5

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  1. 6

    大炎上中の維新「国保逃れ」を猪瀬直樹議員まさかの“絶賛” 政界関係者が激怒!

  2. 7

    池松壮亮&河合優実「業界一多忙カップル」ついにゴールインへ…交際発覚から2年半で“唯一の不安”も払拭か

  3. 8

    維新の「終わりの始まり」…自民批判できず党勢拡大も困難で薄れる存在意義 吉村&藤田の二頭政治いつまで?

  4. 9

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 10

    SKY-HI「未成年アイドルを深夜に呼び出し」報道の波紋 “芸能界を健全に”の崇高理念が完全ブーメラン