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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ラストマイル」ヒットで盛り上がる映画界 役の引き出しが多い満島ひかりの演技力が光る

公開日: 更新日:

 タレントから女優に転身して20年。フリー俳優の先駆者的な存在として活動して今年6年目に入った満島。ドラマ映画だけでなくCMでも存在感を放つ。実力で勝ち取った待望の主演映画も大ヒット。今後も主演オファーが増えるのは必定だ。

 ドラマ主体の女優が多いなか、満島の映画界への本格進出は配給する東宝にとって好循環となった。昨年の「ゴジラ-1.0」の大ヒット。製作した東宝の勢いは増すばかり。今年も山崎賢人の「ゴールデンカムイ」「キングダム」シリーズがヒット。秋も話題作が目白押し。13日には三谷幸喜監督・脚本の話題作「スオミの話をしよう」が公開。主演は東宝のエース・長澤まさみ。満島より1歳年下だが女優歴は4年長い。

「同じ東宝作品。満島の映画がヒットしているだけに、看板女優である長澤は負けられない。数字も含め、高いレベルでの両女優の競い合いも注目される」(映画関係者)

 11月には「ポスト・長澤」と呼ばれる浜辺美波の今年2本目の主演映画「六人の嘘つきな大学生」が公開される。ちなみに木村拓哉主演の「グランメゾン・パリ」も東宝配給で今冬公開予定。

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