著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「ラストマイル」ヒットで盛り上がる映画界 役の引き出しが多い満島ひかりの演技力が光る

公開日: 更新日:

 秋映画の先陣を切って8月23日に公開された満島ひかり(38)主演「ラストマイル」が、公開3日間で観客動員は66万人超え、興行収入は10億円に迫る数字を上げた。映画が終わった後の観客も口々に「面白かった」とシーンを振り返る人の声が多く聞かれた。口コミで広がるのが映画ヒットの法則。2週目以降も観客は増え続けており、大ヒットが確実視されている。

 この映画の大きな特徴が、それぞれ独立した作品が全体のストーリー、キャラクターを共有しつつ発展させる「シェアード・ユニバース」方式を取り入れたこと。TBS系で放送されたドラマ「MIU404」「アンナチュラル」と共有。各ドラマに出演していた綾野剛星野源石原さとみらが同じ役で出演していることも公開前から関心を呼んでいた。

 物語は我々の生活に欠かせない大手流通業界が舞台。爆弾テロ事件を巡るサスペンスだが、業界内部の仕組みや人間模様も描かれているのもヒットの一因になった。

 脇役も阿部サダヲ火野正平ら演技達者が固めているが、役の引き出しが多い満島の演技力も光る。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景