著者のコラム一覧
武内陶子フリーアナウンサー

1965年4月、愛媛県出身。91年にNHK入局。昨年秋からフリーに。

NHK局アナ新人時代は「一輪の大木」「ガリバー武内」と呼ばれた

公開日: 更新日:

 当時は東京で2週間の研修を経たら各放送局に行き、現場で学びなさいという方針でした。

 お昼のニュースにもすぐ出させていただきました。視聴者のみなさんは私が映ると「出た! 今日はちゃんとしゃべれるか」と心配しながら見てくれて。約30年ぶりの新人アナで地元出身だから、みなさん見守ってくれていました。

 ニュースもようやくちゃんと読めるようになった頃、初めてのロケに出かけた時です。水と親しめる親水公園で入り口からしゃべりながら歩くのですが、まだカメラを意識できないし、私はすごく大股で歩くので、いざ本番が始まるとズンズン歩いちゃって画面から消えちゃった。重たいカメラを担いでいるカメラマンがスピードについてこられなかったんです。

 スタジオの先輩アナは「武内さん! どこですか」と大慌て。最後は「大型新人の武内アナが公園を闊歩していましたねえ」と締めくくられました。

 終わる直前にミニチュアの建物が作ってある水深の浅い場所に靴を脱いで入ったのですが、局では「まるでガリバーみたいだ」と噂になり、それからしばらくは「ガリバー武内」と呼ばれました(笑)。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲