著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

新沼謙治さんは代表曲「嫁に来ないか」を歌うのは嫌だった…「歌うたびに謝ってました」

公開日: 更新日:

新沼謙治さん

 1970年代に山口百恵さんや森昌子さんなど次々にスター歌手を誕生させた伝説の番組「スター誕生」で男性歌手としては最高の17社がスカウトの札を挙げたという新沼謙治さん。

 お会いしたのは30代のころでしょうか? 画面で見る「純朴な好青年」というイメージ以上に朴訥としていながら、その場にいるだけで温かみを感じるすてきな方でした。

「なんにもしてないですよ。歌手になんかなる気もなかったし、僕なんかがなれるものとも思ってませんでしたから」と飄々と語りました。たまたま出場した町内のカラオケ大会で優勝し「働いていた左官屋の親方が『おまえ、スター誕生に出てみろ』の一言で予選に出場。1回目は落選し、悔しかったので再挑戦し、5回目で最終の7人に残ったそう。その間「カラオケの練習はしたけど、特別なレッスンは受けてないですよ。自分としては変わんないと思うんだけど、選曲が良かったのかな? どうして受かったんですかね?」とご本人が一番不思議がっておられました。

 代表曲「嫁に来ないか」について「あれ歌うの嫌だったんですよ」という意外な答え。「結婚する気なんか全然なかったから、“ごめんなさい、そんな気はないんですよ”って歌うたびに謝ってました」と、なんとも素直な返答にスタジオは大爆笑。

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