著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

菜々緒はスタイリッシュなビジュアルで、小悪魔からコメディーまでこなす万能型女優に

公開日: 更新日:

「無能の鷹」(テレビ朝日系)

 10月11日スタートの「無能の鷹」(テレビ朝日系/毎週金曜23時15分~)で主演するのは、菜々緒。鷹と言っても、このドラマは「オオタカを訓練して急降下してくるところを腕に乗せる鷹匠に憧れた少女のサクセスストーリー」……ではなく(それはそれで菜々緒が演じるとかっこよさそうなので、見てみたいが)、いかにも仕事ができそうに見えるが実際は驚くべきほどに無能な新入社員・鷹野ツメ子を菜々緒が演じる、お仕事コメディーだ。

 はんざき朝未による原作マンガを、放送中のNHK朝ドラ「おむすび」の脚本も担当している根本ノンジが原作者公認のもとドラマオリジナル要素を加えて原作の魅力をブラッシュアップした。

 主人公とは対照的に「無能そうだけど有能な」同期入社社員も登場して、NHK大河ドラマ光る君へ」の一条天皇役で注目された塩野瑛久が演じている。見た目と実像が合わない2人が、どんな奇跡を起こすのか。全国のビジネスマン必見のドラマと言える。

 今までのお仕事ドラマでは「無能そうで実際に無能」なヒロインが奮闘する成長物語ならあったが、仕事ができそうでできない主人公は、連ドラにはあまりいなかった主人公像だと思う。無能さが見た目に出てしまうと成立しないので、演技力が必要とされる役だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    眞子さん極秘出産で小室圭さんついにパパに…秋篠宮ご夫妻に初孫誕生で注目される「第一子の性別」

  3. 3

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  1. 6

    芳根京子“1人勝ち”ムード…昭和新婚ラブコメ『めおと日和』大絶賛の裏に芸能界スキャンダル続きへのウンザリ感

  2. 7

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  3. 8

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  2. 2

    小泉進次郎氏「コメ大臣」就任で露呈…妻・滝川クリステルの致命的な“同性ウケ”の悪さ

  3. 3

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  4. 4

    永野芽郁は映画「かくかくしかじか」に続きNHK大河「豊臣兄弟!」に強行出演へ

  5. 5

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  1. 6

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  2. 7

    関西の無名大学が快進撃! 10年で「定員390人→1400人超」と規模拡大のワケ

  3. 8

    相撲は横綱だけにあらず…次期大関はアラサー三役陣「霧・栄・若」か、若手有望株「青・桜」か?

  4. 9

    「進次郎構文」コメ担当大臣就任で早くも炸裂…農水省職員「君は改革派? 保守派?」と聞かれ困惑

  5. 10

    “虫の王国”夢洲の生態系を大阪万博が破壊した…蚊に似たユスリカ大量発生の理由