西野カナの「紅白サプライズ出場」で露呈したNHKの限界…“ラブソングの女王”は窮地を救えるか?

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「確かに西野さんは当時の同世代女性からの人気がすごかった。若い女性の思いや流行を敏感に捉え、着うたフルや携帯電話への配信など、デジタルを駆使した戦略も時代の先端を走っていました」(同)

■西野と同世代のファンは子育てやプライベートで大忙し

 そんな西野のファンも現在はアラサーが中心で、ママ世代、若いファミリー層の中心にいる。そうした世代の視聴者を増やしたいNHKの意図が見え隠れするのだが、今年7月に公開された新曲『EYES ON YOU』のMVは1238万回再生(12月16日現在)とかつての“女王”の爆発力は伺えない。

「今まで紅白歌合戦をあまり熱心に観てこなかった世代が、今回の西野の登場にそこまで飛びつくとも思えません。それこそ結婚・出産を経て西野と同じく母親になった同世代ファンは子育てに追われていたり、せっかくの年末休暇で旅行を楽しんでいる人も多いでしょう。やはり紅白でサプライズと言えるのは、せめて中森明菜レベルです。西野のサプライズ発表はかえってNHKの限界を示してしまった印象です」(テレビ関係者)

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