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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

NHK紅白歌合戦の出演陣は今年もチンプンカンプン…いっそZ世代とシニアで二分割したら?

公開日: 更新日:

紅白歌合戦」の出場者を見てブツクサ言うのが恒例になってきた。とくに初出場歌手。今年は10組選ばれているが、「Omoinotake」「Creepy Nuts」「こっちのけんと」「Da-iCE」「TOMORROW X TOGETHER」「Number_i」「新浜レオン」「ILLIT」「tuki.」「ME:I」と名前だけ見ても、なにがなんだか。どう発音するのか。個人なのかグループなのか。J-POPなのか、K-POPなのか。

 ちなみに「tuki.」(つき)は15歳のシンガー・ソングライターで昨年配信リリースした「晩餐歌」が史上最年少でサブスクリプションの総再生回数3億回を突破、Z世代を中心に支持を集めている、らしい。「顔出しNG」だそうで、ということは昨年のAdoのように映像技術を駆使して派手に演出するのか。

 それより故郷の親兄弟に晴れ姿を見せたいと頑張っている演歌歌手に枠をあげたほうが、よっぽど世のため人のためだ。

 これからNHKは「紅白」関連の宣伝番組を入れ込んでくるが、その第1弾として26日に「みんなのベスト紅白 キックオフスペシャル」なる番組が放送された。沢田研二中森明菜の懐かし映像に出演者一同大コーフン。確かに何十年経てもその熱量はすごいものがあった。それが今はどうか。出身地どころか顔まで消えてしまい、もはや国民的行事とは言いがたい。

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