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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

スポーツ紙の元日恒例“スクープ合戦”…「綾瀬はるか結婚」の文字は躍るのか

公開日: 更新日:

 以前、女優をマネジメントしてきた事務所社長からこんな話を聞いた。

「仕事が順調に回っていることが前提で、結婚がプラスになるかマイナスに働くかで悩むもの。結果、仕事を取り結婚を断念した女優もいた」

 結婚の主導権を持つ綾瀬も直面する問題だろう。最近の綾瀬の仕事を見ると、CMなどは順調だが、女優業は試行錯誤が続いているように見える。

 11月公開の初のロードムービー「ルート29」も興行成績ランキングで一度もベスト10に入ることもなく終わった。昨年の初のアクション「リボルバー・リリー」に続き、新境地開拓にはならなかった。

 綾瀬は好感度も高く、幅広い人から支持される国民的女優だが、出演作品のヒットに恵まれない。

 デビューして23年。NHK大河「八重の桜」のヒロインや、「義母と娘のブルース」と代表作はあるが、「綾瀬と言えば〇〇役」のイメージが定着せずにいる。

 キャリアの浅い女優がさまざまな作品に挑戦するように綾瀬の新たな挑戦は続く。来年、最初の仕事も大河「べらぼう」で初のナレーションを務める。今年の大河が低調だっただけに、来年は視聴率回復が絶対。綾瀬人気にNHKも便乗したようだが、綾瀬にとって大事なのは今後の女優業。

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