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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

フジテレビ「星になったスターたち」が染みた…MC上沼恵美子&香取慎吾だけの進行もいい

公開日: 更新日:

 早いもので今年もあと10日余り。毎年この時期になると、1年間の総決算といった番組が放送される。17日放送「星になったスターたち」(フジテレビ系)もそんな番組のひとつで、今年亡くなったスターたちを偲ぶ番組だった。

 昔のワイドショーはスターの結婚や離婚と同様に亡くなった際には即座にゆかりの人たちを集め、在りし日の姿を偲びつつその功績を称えた。

 昨今はどうか。亡くなったという事実を伝えるのみで、あとは「残念です」とか「悲しいです」といった、Xにポストされた有名人の言葉を紹介するのみ。

 たまに電話で話を聞くも、30年以上も前の共演者だったりして。そんな遠い昔のエピソードを語られても、だ。それを受けるコメンテーターの薄っぺらさといったら。何の追悼にもなっていない。そんな時代だからこそこういう番組が染みる。

 MCは上沼恵美子香取慎吾。ほかに余計なゲストがいないのがいい。その分、懐かしい映像やエピソードを見ることができたから。

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