著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

フジテレビ「星になったスターたち」が染みた…MC上沼恵美子&香取慎吾だけの進行もいい

公開日: 更新日:

 早いもので今年もあと10日余り。毎年この時期になると、1年間の総決算といった番組が放送される。17日放送「星になったスターたち」(フジテレビ系)もそんな番組のひとつで、今年亡くなったスターたちを偲ぶ番組だった。

 昔のワイドショーはスターの結婚や離婚と同様に亡くなった際には即座にゆかりの人たちを集め、在りし日の姿を偲びつつその功績を称えた。

 昨今はどうか。亡くなったという事実を伝えるのみで、あとは「残念です」とか「悲しいです」といった、Xにポストされた有名人の言葉を紹介するのみ。

 たまに電話で話を聞くも、30年以上も前の共演者だったりして。そんな遠い昔のエピソードを語られても、だ。それを受けるコメンテーターの薄っぺらさといったら。何の追悼にもなっていない。そんな時代だからこそこういう番組が染みる。

 MCは上沼恵美子香取慎吾。ほかに余計なゲストがいないのがいい。その分、懐かしい映像やエピソードを見ることができたから。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  4. 4

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償

  5. 5

    “やらかし俳優”吉沢亮にはやはりプロの底力あり 映画「国宝」の演技一発で挽回

  1. 6

    参院選で公明党候補“全員落選”危機の衝撃!「公明新聞」異例すぎる選挙分析の読み解き方

  2. 7

    「愛子天皇待望論」を引き出す内親王のカリスマ性…皇室史に詳しい宗教学者・島田裕巳氏が分析

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    松岡&城島の謝罪で乗り切り? 国分太一コンプラ違反「説明責任」放棄と「核心に触れない」メディアを識者バッサリ

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒