著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

切り取られた言葉は純粋で、それ自体が光を放つ 胸に突き刺さる珠玉の言葉

公開日: 更新日:

 よく批判された反論の弁明に「言葉を切り取られた。全部読んでから言って欲しい」というのがあるが、大抵は全部読んでも同じだ。中にはもっと酷い発言を発見することもある。

 まあそれほど「切り取られた言葉」には力があるわけで、だからこそ金言、名言が生まれるわけだ。

 現在出演中の渡辺えり古稀公演「鯨よ!私の手に乗れ」「りぼん」2本立て公演のセリフの中にも、劇作家渡辺えりが紡いだ珠玉の言葉がたくさんある。

 舞台上ではさらりと語られ、あまり注目を浴びないが、私がドキッとさせられるのが、「今の日本人のほとんどが人殺しの子孫だ」というセリフだ。先の戦争もそうだが、卑弥呼の時代から戦国時代、江戸時代まで、ずっと内戦が絶えなかったのだから、必ずしもはずれてない。日本人を人類に置き換えても成立する。

 えりさんの母をモチーフにした三田和代さん演じる認知症の老婆のセリフ「人間は死ぬために生きてるんだ。だから頑張んな。いつか死ねるんだから。それまで頑張んな」「人が作ったものの方が、自然のものより奇麗なんだよ。心が入るからね」なども美しい言葉だ。私のセリフには「限りあるものを永遠に変える」というのがある。つまりは全て「演劇」を、「芸術」を指している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定