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ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

演劇界の同志であり盟友である渡辺えり氏の前代未聞・前人未踏の挑戦に参加

公開日: 更新日:

 皆さま、新年おめでとうございます。今年は私も70歳になる年。「数えで」なんて最近あまり言わなくなったが、古希が間近に迫っている。

 私の祖父が72歳で亡くなった。そりゃあもう立派なおじいちゃんだった。私の茶色いクレヨンをチョコと間違え食べたりしてた。その境地に私も至れるのだろうか。

 そして私と同い年で、演劇界の同志であり盟友である渡辺えり氏が一足先に古希となり、今日8日初日で下北沢本多劇場で渡辺えり古希公演の幕を開ける(稽古場最後の日の5日が、くしくも誕生日であった)。そして私も出演させていただいている。

 過去に上演された「鯨よ!私の手に乗れ」と「りぼん」の2本立て公演。黒島結菜室井滋、木野花、宇梶剛士、シルビア・グラブら10人以上のメインキャストに加え、30人近い若手俳優、総勢40人で挑む。

 テーマはどちらも世界平和とフェミニズム。えりさんの永遠のテーマだ。昨今戦争をテーマにした演劇を若手劇団がよく上演しているが、どれも、どストレートな芝居が多い。昔からそれらをファンタジーとして紡いできた劇作家が渡辺えりであり、それは唐十郎氏から続くアングラ演劇の系譜だ。

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