プチ鹿島さんはなぜ「選挙を追いかける」のか? 2人の自民政治家への直撃エピソードを語る

公開日: 更新日:

久米宏さんの開票番組が好きだった

 ──情報収集のためにやっていることと、選挙を追う面白さとは何ですか。

 新聞は一般紙、地方紙、スポーツ紙や日刊ゲンダイまで14紙を読んでいます。それからテレビ。僕は10代からテレビで政治を見てきましたが、政策よりも「このキャラクターの強いおじさん、おばさんは何なんだろう」と人間に興味があったんです。まず人から入った。開票番組で、久米宏さんを相手に政治家がどう語るかを見るのも好きでした。テレビのコンテンツとしても政治が好きで。政治家という人を追っていくと政策も見えてくる。だから「政治に興味がない」という若者には「好きなキャラクターを見つけたらそこから政策にたどり着き、政治に興味が湧くよ」とよく言っているんです。

 選挙現場に行くと、当たり前ですが、みんな真剣勝負。陣営も必死の闘い。だからこそ選挙に人間の悲しみや哀愁がにじむ。その政治家の人間の本質に触れる瞬間があるのが選挙現場に行く楽しみです。新刊に詳しく書いてありますので、読んでくださったら、政治家のいろんな面が見えて選挙演説に行きたくなると思いますよ。

(聞き手=松野大介)

▽プチ鹿島 本名=鹿島智広(かしま・ともひろ) 1970年5月、長野県出身。コンビを経てピン芸人に。主に政治ネタで執筆など活動。2023年にはドキュメンタリー映画「劇場版 センキョナンデス」公開。新刊「お笑い公文書2025 裏ガネ地獄変 プチ鹿島政治コラム集2」(文藝春秋)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  2. 2

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  1. 6

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  2. 7

    森下千里氏が「環境大臣政務官」に“スピード出世”! 今井絵理子氏、生稲晃子氏ら先輩タレント議員を脅かす議員内序列と評判

  3. 8

    大食いタレント高橋ちなりさん死去…元フードファイターが明かした壮絶な摂食障害告白ブログが話題

  4. 9

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  5. 10

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情