満島ひかりや二階堂ふみの出世作を監督…園子温氏が性加害疑惑に潔白主張も…作品は今後どうなるのか
■満島ひかりに二階堂ふみ、清野菜名の出世作も
そんな中で気になるのは、園氏が手掛けてきた作品の数々だ。吹石一恵主演の映画「紀子の食卓」(06年)、西島隆弘主演の「愛のむきだし」(09年)や水野美紀主演の「恋の罪」(11年)、染谷将太と二階堂ふみ主演の「ヒミズ」(12年)、鈴木亮平主演の「TOKYO TRIBE」(14年)などをはじめ、人気俳優らの出世作にかかわっている。
「『紀子の食卓』ではデビュー直後の吉高由里子も起用されてますし、満島ひかりは『愛のむきだし』で演技力が認められ、海外の映画祭で最優秀女優賞ほか複数の賞を受賞しています。また、園監督といえば実際の事件をオマージュしたエロ・グロ・暴力を描いた作品も多くファンから支持されていました。水野は全裸の演技が話題になり、『TOKYO TRIBE』に出演した清野菜名もバストトップの体当たり演技が現在の主演女優への足掛かりになっている。ただ、こうした主演俳優や女優らは誰も園監督について言及していない」(映画配給会社関係者)
園氏に限らず、映画業界では数年前から性加害問題が報じられ、複数の監督が出演者などから告発されている。それによって、問題が起こった監督作品は今後見られなくなる可能性もあるという。