活躍続く大学お笑い出身者 彼らが「先輩から煙たがられる」状況はいつ変わったのか

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 今年4月に取材した中で、さすらいラビー・中田和伸が駆け出し時代を振り返り、「いろんなライブに出る中で、大学お笑いのノリを少しでも見せると、先輩方から煙たがられるんです」と苦笑していたのを思い出す。当時、まだ大学お笑いには「学生の内輪ウケ」というイメージが強かったのだろう。

 2019年に霜降り明星をはじめとする若手ブームが巻き起こり、テレビ局の評価基準が世帯視聴率から個人視聴率に移って若い世代中心の番組を増加させた。このあたりから、ラランド、真空ジェシカ令和ロマンらがM-1やバラエティーで頭角を現し、大学お笑いも市民権を得ていった印象が強い。そして一気に王道ルートとなると、幅を利かせる者やそれに反発する者が現れるのは世の常だ。

(鈴木旭/お笑い研究家)

  ◇  ◇  ◇

「名前」は売れる売れないに直結する可能性がある以上、慎重に決めなければならない。関連記事【もっと読む】水ダウ“ドッキリ企画”で「インディアンス」→「ちょんまげラーメン」に…お笑い芸人「改名」の功罪…では、改名の効果について伝えている。

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