最新回の朝ドラ「あんぱん」ウラの見所~健太郎(高橋文哉)闇市→ディレクターへ謎すぎる大出世。スピンオフに期待していい?
第19週「勇気の花」#92
【朝ドラのツボ!】
嵩(北村匠海)の漫画が入選し、大喜びののぶ(今田美桜)。嵩はのぶの笑顔がうれしくてたまらない。そんな中、蘭子(河合優実)が仕事の都合で上京することになり、メイコ(原菜乃華)と2人で引っ越してくる。
数日後、メイコが働くカフェでのぶが嵩を待っていると、嵩は健太郎(高橋文哉)を連れて現れる。動揺を隠せないメイコに、NHKで働いているという健太郎は「のど自慢」の予選会を受けてみてはと勧める。
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【本日のツボ】
NHKのディレクターって!? 健太郎の経歴が謎過ぎる
※※以下、ネタバレあります※※
応募すれば入選する、それが嵩。やはり才能ある人は違いますね。そんなことより、蘭子とメイコです。東京に転勤って蘭子の仕事は何でしたっけ?
高知新報でときどき記事を書いているという話はありましたが、肝心の仕事について言及されていたのかいなかったのか。この当時、女性が支社に転勤するなど、そうあることではないと思うのですが、これまた、よほど優秀なのでしょう。
そんな蘭子に、嵩が「高知新報の支社があるから、原稿書けるように口をきいてあげる」などというような調子のいいことを言っていましたが、どの口が言うか、です。それができるのであれば、まず、漫画を描かせてもらうように頼んだほうがいいのでは?
メイコも蘭子にくっついて上京。偶然にもお向かいに空きがあって、2人とも天井穴あきトイレの長屋の住人に。のぶが「大家さんがええ人で」と言っていましたが、だったら、トイレの天井の穴をなんとかしてもらいましょうよ。
そして、メイコと健太郎の再会。健太郎がNHKのディレクターになっていたとは、仰天です。闇市から消えた健太郎が、NHKのディレクターになるまでのいきさつは、ぜひともスピンオフで。
ご都合主義も重なればOKになる。力業で見せつけられたような回でした。
(桧山珠美/TVコラムニスト)