甲子園開幕カード「小松大谷vs創成館」は好勝負の期待大…昨夏の聖地経験者が11人も
甲子園を勝ち上がるうえで、重要な要素のひとつが「経験値」だろう。
独特の浜風、広いファウルゾーン、そして地鳴りのような歓声……一度でも実際のグラウンドで経験しているのは大きな強みだ。
1日の組み合わせ抽選会で開幕試合を引き当てた小松大谷(石川)は2年連続出場。昨夏は初戦で明豊(大分)を8-4で下すと、2回戦では優勝候補の大阪桐蔭に3-0と完封勝ち。強豪を次々に下して3回戦に進出したときのベンチ入りメンバーが8人も残っている。
甲子園のマウンドを経験しているエース格の左腕に加え、昨年から3番を打つ主将の田西は石川大会の5試合で18打数10安打(打率.556)、2本塁打、8打点。右投げ左打ちのスラッガーで、U18日本代表候補。今大会に向けて「目標は甲子園優勝」と話している。
対する創成館(長崎)は3年連続出場。昨年は初戦で白樺学園(北北海道)を1-0、一昨年は星稜(石川)を6-3で下し、次戦に駒を進めた。
当時のベンチ入りメンバーが3人残っている今年は、最速149キロ右腕を軸に、守り勝つ野球で長崎大会を制した。
両チームともに経験値は高いだけに、好勝負が期待できそうだ。