セDH制導入決定のウラに巨人の弱体化あり?「ずっと反対」の阪神岡田前監督の退任も追い風に

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 ついにセ・リーグが2027年シーズンからDH制度を導入することを決めた。

 4日に都内でセ・リーグの理事会が開かれ、6球団の理事が出席。最終的な合意に至った。これまで何度も議題に上がっては見送られてきたが、1日には日本高野連が来春の公式戦からのDH制導入を決定。これにより、国内主要団体でDH制を採用していないのはセ・リーグのみとなっていた。

 会見で鈴木清明理事長(広島)は「全会一致です」とした上で、「アマ球界の動きを注視していて、ファンのみなさんがどう思うか。選手のメリット、デメリット、アマ球界にどういう影響を及ぼすか。高校野球が採用することは大きなインパクトではありました」と理由を説明した。

 今年1月に開催された12球団監督会議でもDH制は話題に上り、パの監督を中心に交流戦のセ・リーグ本拠地での導入を求める声が続出していた。

 1975年にパ・リーグが採用して以来、セ・リーグは「投手も打席に立つ9人野球」を継続してきたが、ついに重い扉が開くことになった。巨人はかねてDH制導入を訴えていたが、さる球界関係者がこう言った。

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