「町医者2.0 病気やケガのよくある症状を診察室でぜんぶ聞いてみた」鹿野耕太著

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「町医者2.0 病気やケガのよくある症状を診察室でぜんぶ聞いてみた」鹿野耕太著

「こんなことを聞いていいの?」「どこに相談したらいいかもわからない……」に“町医者の中の町医者”がお答えします!

 家庭医療専門医、通称“家庭医”。

 日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが、海外では一般的な仕組みです。

「家庭医(家庭医療専門医)」とは、診療科目にとらわれず、患者のさまざまな健康問題を幅広くサポートする総合診療医のこと。

 たとえば、「胃が痛い」、「飼い犬に咬まれた!」、「父が物忘れしやすくなった」などのさまざまな症状をまず相談できるのがかかりつけ医であり、必要に応じて専門医に橋渡ししてくれます。コミュニケーションを重ねて、一人ひとりのことを深く知った上で診療をおこなってくれる、“町医者の中の町医者”ともいえる、頼もしい存在です。

 本書は、家庭医がどのように日々の診療に取り組んでいるかを、1日の診察内容を追体験する形で構成されています。日常でよくあるさまざまな症状に対し、患者一人ひとりの生活背景や気持ちを踏まえながら、家庭医がどのようにアプローチし、診療・治療を進めていくのかがリアルに伝わる内容となっています。

 病気やけがの対処法に対する知識はもちろん、「家庭医とはどんな存在なのか」も知ることができる一冊です!

【こんな方におすすめ】
・よくある病気やケガへの対処法が知りたい方
・プライマリ・ケアに興味がある方
・かかりつけ医を探している方

定価:1650円
発行:日刊現代 発売:講談社
2025年8月8日
ISBN 978-4065406762

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