今度はテリー伊藤センセイが誕生…“タレント教授ブーム”の成り立ちと、今も語り草のオモシロ講義列伝
とは、タレントと大学の橋渡しもしているという芸能プロ幹部。
「東京国際大は、大手広告代理店のOBが客員教授を務めたこともあり、メディアや芸能関係を重要視しているようですので、今回のテリー氏もその流れかもしれません。他に、最近では新田恵利さんの淑徳大客員教授が知られていますが、小室哲哉氏が2007年に尚美学園大の特任教授になって『新世紀音楽概論』を学生に説いていましたし、広島国際学院大では2008年から川島なお美さんが客員教授として招かれ、『恋愛論』を講義して注目されていました。広島国際ではガッツ石松氏も教壇に立ち、2014年に実施した『人生ガッツ論』をやって、どちらもウケて今も語り草です」という。
■秘めたるタレントの承認欲求と、学生を集めたい大学側の皮算用のマリアージュ
猫も杓子も、じゃないが、ちょっとしたブームのような流れには「大学本来のあるべき姿じゃない」という批判もあがっている。「タレントがイベント出演するときの報酬と比べると、ほとんどボランティアに近く、講義もある程度のコマ数をこなさないと収入になりません」と前出の関係者は内情を明かすが、それでもアカデミックな関係者は白い目で見るのか。