NHK「未解決事件」レギュラー化…中身が濃すぎて息切れが心配
AIを駆使して、難事件もたちどころに犯人逮捕とならないだろうか。NHKシリーズ「未解決事件」を見るたびにそう思わずにいられない。これまで「グリコ・森永事件」「ロッキード事件」「松本清張と帝銀事件」など、不可解な未解決事件をドキュメンタリーと再現ドラマで取り上げ、この10月からレギュラー化された。
「東京ドラマアウォードやギャラクシー賞を受賞するなど、高く評価されてきました。膨大な資料を調べ直し、新たな取材で新事実・新証言を発掘し、さらに最新の技術で証拠や映像を再分析と、まあ時間もカネもかけてます。事件発生当時は、プライバシーや捜査上の秘密もあって報じられなかったことも、何年かたって明らかにできることも多い。謎解きミステリーとしても秀抜です。産休・育休明けのエースアナ、和久田麻由子をさっそくキャスター兼ナレーターに起用したことでも、NHKがこの番組に力を入れているのがわかります」(テレビ情報誌編集デスク)
NHKはこの10月から、スマホやタブレットで総合とEテレを同時視聴・見逃し再生が可能になる有料配信(受信料契約世帯は追加なし)をスタートさせた。「未解決事件」のレギュラー化は新業務の目玉番組でもあるのだ。