NHK「未解決事件」レギュラー化…中身が濃すぎて息切れが心配

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来週は積水ハウス「56億円地面師事件」

 レギュラー化第1弾のファイル01は、東京・八王子のスーパー「ナンペイ」強盗殺人事件。18日放送のファイル02は、再現ドラマドキュメンタリーの2本立てで「北朝鮮 拉致事件」だ。ドラマ編では公安刑事(高良健吾)の難航する捜査と拉致被害者の蓮池薫さんの体験が描かれる。ドキュメンタリー編では当時の外事警察官らの証言で、なぜ捜査は行き詰まったままなのかを浮き彫りに。さらに、25日放送のファイル03は、都心の一等地の所有者に成りすまして、積水ハウスから56億円をだまし取った「地面師詐欺事件」の巧妙な手口を解明する。

「未解決事件には免田栄さんのような冤罪もあるわけで、犯人たちは凶悪な事件を起こしながら、いまもシャバでのうのうと暮らしています。この番組をきっかけに、新たな情報が提供され、真犯人逮捕につながったらと思いますね」(元検事の弁護士)

 心配なのは息切れ。これだけ中身の濃い番組を毎週続けていくのは、NHKでも相当しんどいはずだ。無理せず、1週間おきくらいでいいんじゃないか。

(コラムニスト・海原かみな)

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