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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

岡田准一は役にストイックに徹し愛されキャラを生む「普通」の人

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 ふざける時は思いっきりふざけるのが岡田の流儀なのだろう。今年から始まった新番組「今さらシロー!」(TBS系)でも、自由にボケまくることでは芸人界屈指のロバート秋山を相手に、いつの間にか秋山がツッコミに回るほどボケまくっている。だが、10代の頃はバラエティーに苦手意識があった。

「うちのグループ(V6)で言うと森田(剛)くんとかって天才肌だと思うんだけど、天才肌の人たちがいて、それを見て『俺は普通だ』っていうのを若い頃に分かっちゃった」(TBS系「櫻井・有吉THE夜会」16年12月8日)という岡田はその劣等感から、アイドルとしての“反抗期”があり、バラエティー番組と距離を取り、メンバーとも口をきかなくなった時期があったという。

 その頃の岡田を支えていたのは読書だった。小説はもちろん、哲学、心理学から自己啓発、宗教、スピリチュアルなものまで何でも読み漁り、ストイックに吸収していった。それが「普通」の自分が「天才」たちと渡り合える唯一の方法なのだと。

 そうして出合ったのが、ドラマ「木更津キャッツアイ」(TBS系)の、余命宣告を受けながらも「普通」で居続け、仲間とふざけ合う「ぶっさん」という役だった。「『岡田くんかっこいい』って言われ続ける限りは、芝居として認められてるわけではない」と考え、岡田がずっと目指してきたのは「役柄が愛される」ことだと冒頭の番組でも明かしている。

 いまだに「ぶっさんが好きです」と言われることが多いという岡田。それは「ひらパー兄さん」も同じだ。ストイックに「役」に徹することで誰からも愛されるキャラを生み出しているのだ。

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