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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

「言われたことをやる役者」古田新太の「断らない」美学と笑わせる「信念」

公開日: 更新日:

「すぐ作れ、気持ちなんか!」
 (古田新太/テレビ東京系「あちこちオードリー」8月20日放送)

  ◇  ◇  ◇

 小池栄子は「劇団☆新感線」の看板役者である古田新太(59)と舞台で共演した際、驚いたことがあるという。舞台袖にはけたときに古田から「今日、あそこは、もう2間待ちな」と言われた。その通りにやってみると大ウケした。どんなテンポで演じると、その日の客に伝わりウケるのか、古田は熟知しているのだ。

 そんな古田は「芝居が下手な人の特徴」を聞かれ、「(監督の)言うことを聞けない人」と即答する。そういう人は大抵「これ、カーテン開けてからがいいんすか? 閉めてからの方がいいんすか?」などと、言われてもいないことを確認したがる。「どっちでもいいんだよ、そんなの。言われてからやれ。言われる前に触るな、カーテンを」と断罪。さらにそういうタイプは「気持ちが……」などと言うことが多いという。

 そんな役者に対し言い放った言葉を今週は取り上げたい。「言われたことをやって、やれたらすぐ帰れるんだよ、俺たちの仕事は!」というのが、古田の“役者論”だ。

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