久米宏さんが生涯貫いた“アンチ”精神と事なかれ迎合主義への警鐘

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「番組スタート時は『絶対に失敗する』などと酷評され、視聴者から殺害予告を受けたり、自宅前に動物の死体が置かれる嫌がらせを受けたそうですけど、それに真っ向から立ち向かい、フランクなスタイルをつくって報道をエンタメ化しました。また、デリケートなニュースではデスクに頬杖をついて『お察しください』と言葉を少なくし、ボディーランゲージで視聴者の想像をかきたてたり、ここは強調したいというときにわざと言葉を噛み、2回繰り返したり、コメントの途中で『これってね』と間を置いたりと、独自の手法を駆使して視聴者の関心を高めていた。今のニュース情報番組に多大な影響を与えています」

 とは、久米さんを知る放送関係者。

「『ザ・ベストテン』で、ゲストが来られなくなった際にその理由を正直に伝え、スルーすることなく謝罪して視聴者の信頼を得ていましたが、『Nステ』では失言と批判されても『予定通り』と振り返る強気な姿勢も見せていた。2004年3月26日の最終回、『自分へのご褒美』とエンディングで瓶ビールを取り出し、手酌でグビリと飲みながら『本当にお別れです。さようなら!』と手を振ったのは、まさに久米さんならではの演出で、きめ細やかさと破天荒さを併せ持った名シーンとして業界で語り継がれています」(前出の放送関係者)

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