久米宏さんが生涯貫いた“アンチ”精神と事なかれ迎合主義への警鐘

公開日: 更新日:

「番組スタート時は『絶対に失敗する』などと酷評され、視聴者から殺害予告を受けたり、自宅前に動物の死体が置かれる嫌がらせを受けたそうですけど、それに真っ向から立ち向かい、フランクなスタイルをつくって報道をエンタメ化しました。また、デリケートなニュースではデスクに頬杖をついて『お察しください』と言葉を少なくし、ボディーランゲージで視聴者の想像をかきたてたり、ここは強調したいというときにわざと言葉を噛み、2回繰り返したり、コメントの途中で『これってね』と間を置いたりと、独自の手法を駆使して視聴者の関心を高めていた。今のニュース情報番組に多大な影響を与えています」

 とは、久米さんを知る放送関係者。

「『ザ・ベストテン』で、ゲストが来られなくなった際にその理由を正直に伝え、スルーすることなく謝罪して視聴者の信頼を得ていましたが、『Nステ』では失言と批判されても『予定通り』と振り返る強気な姿勢も見せていた。2004年3月26日の最終回、『自分へのご褒美』とエンディングで瓶ビールを取り出し、手酌でグビリと飲みながら『本当にお別れです。さようなら!』と手を振ったのは、まさに久米さんならではの演出で、きめ細やかさと破天荒さを併せ持った名シーンとして業界で語り継がれています」(前出の放送関係者)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  2. 2

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  5. 5

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  1. 6

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  2. 7

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外

  3. 8

    仲間由紀恵46歳の“激変ふっくら姿”にネット騒然も…紆余曲折を経てたどり着いた現在地

  4. 9

    伊藤健太郎とキンプリ永瀬廉で明暗クッキリ…「熱愛報道」出口夏希の足を引っ張りかねない“イメージ格差”

  5. 10

    高畑裕太の“緊急声明”で蒸し返された千眼美子(清水富美加)との「異常な距離感」と“米粒騒動”

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外