久米宏さんが生涯貫いた“アンチ”精神と事なかれ迎合主義への警鐘

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 テレビ朝日系「ニュースステーション」など、数々の番組で司会を務めたフリーアナウンサーの久米宏さんが肺がんのため、今月1日に死去していた。享年81。夫人でスタイリストの麗子さんはこんなコメントを発表した。

「久米は、最後まで“らしさ”を通したと思います。大好きなサイダーを一気に飲んだあと、旅立ちました。まるでニュースステーションの最終回でビールを飲みほしたあの時のように」

 そして「自由な表現者として駆け抜けた日々に悔いはなかったと思います。常に新しいことに挑み、純粋な心で世の中の疑問を見つめる人。何よりも、多くの皆さまに向けて自分の思いを偽らずに発信できることが、彼の最大のモチベーションでした」などと続けた。

 埼玉県浦和市(現・さいたま市浦和区)出身の久米さんは、1967年に早大政経学部を卒業し、TBSに入社。ラジオ「土曜ワイド」などで注目を集め、「ぴったしカン・カン」「ザ・ベストテン」など人気番組の司会として、お茶の間を沸かせた。79年にフリーとなり、1985年から18年半にわたってメインキャスターを務めた「ニュースステーション」では、革新的な逸話の数々を残し、報道番組の常識を変えたとされる。

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