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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

坂東彌十郎は変幻自在に3つのドラマに出演 掛け持ちする俳優は片手間なのではなくて芸達者

公開日: 更新日:

山口馬木也は劇画タッチの顔立ちも含め唯一無二

 もう一人、今期ドラマで大活躍なのが「銀河の一票」で彌十郎演じる星野幹事長の懐刀、政策秘書を演じている山口馬木也(53)。

 今は清濁併せのむ忠実な側近に見えるが、その胸中にたぎるものを抱えているようにも見えて目が離せない。

 また、波瑠&麻生久美子ダブル主演「月夜行路-答えは名作の中に-」にゲスト出演し、職人気質のジュエリーデザイナー兼彫金師・辰雄を確かな演技で魅せ、物語に奥行きを与えた。

「豊臣兄弟!」では柴田勝家役。24年に大ヒットした映画「侍タイムスリッパー」の主演以来、勢いはとどまるところを知らない。あの劇画タッチの顔立ちも含めて唯一無二の個性が光る。

「豊臣兄弟!」といえば秀長の姉ともを演じる宮澤エマ(37)は春ドラマ「産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ」で主演。毒親に育てられ、自分もそうなるのではと子供を産まない選択をした女性を繊細に演じている。

 同時期にドラマを掛け持ちする俳優について、かつては片手間ではないかと疑問に思っていたが、芸達者で制作者が放っておかない。仕事が集中するのは「使いたくなる俳優」ということだろう。

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