パンサー尾形や中山功太の告発…お笑い業界の“いじめ体質”はなぜ消えない? ヤンキー文化が残した功罪
「インテリ芸人」が増えたお笑い業界の課題
では、現在のお笑い業界はどうか。
「ベテラン芸人の間には、まだ上下関係が残っていると思います。挨拶、返事、敬語、立ち振る舞い、楽屋での座る位置などを厳しく見ているのはその世代です」
一方、令和ロマンやたくろう以下の若手世代になると、様相は一変する。
「インテリ芸人や大学お笑い出身者が増え、ヤンキー体質の芸人が減少したためか、後輩の素行にそこまで関心がない印象です。昔より“縦社会”感は緩く、後輩がひとりひとりに回る挨拶文化もかなり減ったそうです。連帯が強い吉本であっても『嫌いな先輩とは無理につるまない』『先輩の言うことは絶対とは思わない』という風潮が広まっている」
また、動画配信やSNSの普及で観客以外にも広く届くようになったため、行き過ぎたイジリは控える傾向があるという。
■厳しい指導が消え「ファミリー感」が希薄に
一方で、上下関係が薄れたことによる弊害も生まれている。
5月10日、ネルソンズの青山フォール勝ち(40)がEXITに対し《一線を越えてきた。冗談って言えば何でもありだと思ってるなら、こっちも冗談で打ち抜かせてもらいます》と投稿した。
「ネルソンズもEXITも、“第七世代”と呼ばれる2010年頃から台頭した芸人。先輩から厳しい指導をされていない分、悪気なく無神経な態度を取ることがある。昔のような“絆が強いファミリー”のような関係性も薄くなったように思います。パワハラやセクハラに気をつける時代に甘んじて、若手が礼儀を欠く発言をするようになったと感じます」
ベテラン世代と若手世代、どちらにも課題はあるようだ。これはお笑い業界だけではなく、一般社会にも通じる問題かもしれない。
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中山功太と高橋茂雄の問題は一応の決着は見たが、では、パンサー尾形の件は誰なのか? 関連記事【こちらも読む】『犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問』…では、残された疑問について伝えている。


















