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高倉文紀女優・男優評論家

北海道札幌市生まれ。女優・男優評論家。大学時代には広告論・市場調査(マーケティング)を専攻。その後、「日経エンタテインメント!」「Invitation」などの雑誌でCMタレントに関する連載を担当。現在、Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト)で業種別CM出演タレントの分析リポート・コラムを執筆している(https://tpranking.com/category/column)。note個人クリエイターページ https://note.com/tokyodiorama/

【春ドラマ“ビジュいい”若手女優の魅力大分析】(下)フレッシュさあふれる駒井蓮、志田こはく、林芽亜里に要注目!

公開日: 更新日:

林芽亜里は見ている人を物語の世界観に引き込む

 佐藤大樹と本郷奏多のダブル主演による「時光代理人」(東海・フジテレビ系、土曜午後11時40分)でヒロインのリンを演じているのは林芽亜里。

 2005年11月5日生まれ、石川県出身。10代の頃から期待の次世代女優としての片鱗を見せ、25年10月期の「推しの殺人」(読売・日本テレビ系)では田辺桃子・横田真悠とともに主演。昨秋に20歳になって、メロンフロートをイメージさせる爽やかな笑顔と、みずみずしい存在感にますます磨きがかかっている。

 彼女の演技には、見ている人を物語の世界観に引き込む力がある。

 探偵小説の巨匠・江戸川乱歩の短編小説「押絵と旅する男」では、魚津(偶然にも林芽亜里の出身地・石川のお隣の富山県!)に蜃気楼を見に行った帰りの汽車で一緒になった男から、遠眼鏡を逆さにのぞいた兄が押絵の世界に入ってしまったという話を聞かされる。テレビドラマの物語という別世界の中にいざなってくれる林芽亜里の演技は「押絵と旅する男」の登場人物が持っていた遠眼鏡に通じるものがある。

 最近は視聴者が物語に浸って考察したくなるドラマや没入型の演劇、あるいは没入型テーマパークが人気を集め、「物語に没入したい人」が増えているだけに、彼女のような女優は注目度が高い。さて林芽亜里は、次はどんな物語の世界を見せてくれるのだろうか。 (おわり)

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